メディア掲載

「トップフォーラム」にインタビュー&対談に関する記事が掲載されました。

2014年07月01日

「やはり大切なことは感謝の心と挑戦すべく情熱を燃やし続けること」
52歳になった今、改めて思う。
この美しい国、街に生まれ育ったこと。
学生時代、部活動で厳しく鍛えていただいたこと。
社会人となり、23歳で起業してから今日まで、沢山の企業の人と出会い、勉強させていただいたこと。 同じ志で共に働いてくれるスタッフ、家族、何一つ欠かせなかった全てに感謝です。
敬愛する稲盛和夫先生の言葉に導かれて歩んだ道。
もし恩返しができるとすれば、やはり情熱を燃やし続けながら笑顔で前に進んでいく、それだけです。

小さな会社が創った情熱のメイドインジャパン
姿勢を美しく支え続けたい、それがミッション(使命)だから

代表取締役
杉浦武史
【杉浦社長の足跡】
開発中のリバースボルト、その名の通り、リバーシブルのスポーツタイプ (近日発売予定)。
米国と英国に親戚がおり、中国・ベトナムの研修生組合の理事長も務める杉浦社長は東南アジア、中東にもコネクションがある。
ミッションを世界の人に紹介したいと願っている。

杉浦社長の自信作[Mission-Praise] をプレゼントしていただきました。
愛用させてもらっていますが、本当に座り心地が良くて作り手の真心が伝わってくるようです。
これからの商品開発も楽しみですね」布川敏和・談


帆布製品を中心に自動車、鉄道、家具、寝具と豊富なノウハウを持つ「スギウラクラフト」。
そんな同社が情熱を懸けて開発に臨んできたのが「Mission-Praise」という商品だ。
1年間費やして完成にこぎ着けた自信作には、早くも多方面から評判の声が寄せられている。
次なる 製品も展開予定で、今後さらに目が離せない。
布川 まずは、杉浦社長の歩みから。
杉浦 私は中学時代からバレーに打ち込み、高校時代には県大会で優勝し、県代表にも選ばれました。
そして卒業後は母校の先輩からの誘いもあって実業団でプレーすることに。
ただ、身長が低くバレー選手として限界を感じるようになり、一 方で選手生活に十分満足していたので、 バレー以外に興味のあったものづくりの 道へと進むことにしたのです。
そこで、知人のウレタン関連会社の社長に相談したところ、インテリア関係が適しているとの結論に至り、ソフアを一貫生産する会社で修業を積ませていただくことになりました。
そちらの社長は、私が独立を前提にしているにもかかわらず快く受け入れてくれ、ソファ作りの全てを教えて下さったんですよ。
そうして3年間掛けて勉強させてもらった後、独立。1985年に当社を設立したのです。
布川 事業内容について具体的にお聞かせいただけますか。
杉浦 当初は椅子メーカーさんからの依頼により、張りの仕事をしていました。
それからは自分の趣味であるクラシックカーのレストアや、時にはクルーザー関係の依頼が舞い込みましたね。
その後、大手自動車メーカー系列の会社から純正カーシートの縫製依頼をお請けするようになり、今日では少なくなりましたが、それは今でも続いています。
布川 シートの縫製となると、拠点は海 外へ移っているのでは?
杉浦 確かに布川さんのおっしゃる通りで、そのため同業者はどんどん淘汰されています。
ただ、国内でも縫製できる体制を維持しておかなければ、業界全体が将来取り返しのつかないことになるとの懸念があります。
これまで経営存続が危ぶまれたこともありましたが、自動車業界以外からも受注するなどして何とか凌 いで、今日を迎えています。
布川 業界の将来も見越して、踏み留まってこられたわけですね。
その心意気は素晴らしいです!
杉浦 ただ、会社を存続させる術として異業界からも受注しましたが、だからこそ知り得たこともありました。
それは、業界が違っても縫うという行為は基本的に一緒だということ。
そして、その縫うという仕事は人間の目と感覚が命なので、オートメーション化はできません。
様々な業界の製品づくりを経験したことで技術力が向上しましたし、それが今や当社の強みとなっています。
また、女性中心の職場なので、清潔で気持ちの良い環境作りに気を付けて、心も身体もベストな状態で力を発揮してもらえるようにと考えています。
布川 社長ご自身も“縫う”というお仕事を今でもされることがあるのですか。
杉浦 もちろんです。機会が少なくなりましたが、腕には自信があります。
誰も信じませんが、日本一だと思っています (笑)。この商品も私が縫ったものなんですよ。
布川 ほう。こちらも御社の製品で?
杉浦 これは2014年5月にリリースする新商品です。
立ち上げ分だけは自分の手で縫いたくて、まず500個作りました。
布川 社長自らですか!? その意気込みがいいですね。
杉浦 今、布川さんが腰掛けていらっ しやる椅子にもセットしてあるのですよ。
400gの軽量で通気も良いのに、しっ かりしているでしよう。
座り心地はいか がですか。
布川 これもそうだったのですか!? どうりで身体にフィットしていて快適だと思いました。
杉浦 製品の名称は「Mission-Praise」で、 一番の使命は「姿勢を良くすること」。
座る方のベストな姿勢をキープするので、日ごろから使っていただくことによって、自然と正しい姿勢を意識できるようになります。
姿勢が良くなれば健康的になり、歩き方も美しくなる。
そうした好循環も期待できる製品なのですよ。
布川 ただ、機能的に優れているからこそ、どんな体型の人にでもフイットするのかという心配があるのですが... 。
杉浦 6種類の中材で構成されているパッドをお好みで入れ替えてアジャストできるようにしていますから、その心配はありません。
それにこのシートはいろんな椅子にセットできるところが特長。
もちろんオフィスでも使っていただけますし、軽量でコンパクトなので、畳んで持ち運びも容易です。私は飛行機の中でも使っています。
布川 なるほど。私は車が好きなので、車内用のシートとして使いたいですね。
杉浦 でしたら、布川さんにお薦めなのが、「Mission-Praise」の次にリリースする予定のこの製品。
スポーツタイプなんです。
背中の部分が堅めに作られていてホールド感があるんです。
これだと、コーナーを回る時にグッと安定感が出ます。
布川 次なる展開も楽しみですね。
杉浦 開発には1年掛かり、大変なこともたくさんありました。
でも、作り手としては自社の製品を喜んで使っていただけることに喜びを感じています。
また、こうして完成にこぎ着けることができたのも、内職さんをはじめとするスタッフや協力会社さんのお陰です。
皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに、これからも歩んでいこうと思います。 (取材/2014年4月)
Top Forum 63


『スギウラクラフト』は数多くの同業他社がしのぎを削る業界にいる。
競争は激しく、淘汰される企業も少なくない。
だが、同社もそれほど規模の大きな企業ではないにもかかわらず、早くから躍進を果たしてきた。
大手自動車メーカーの純正部品を請け負うなど、通常ならなかなか受けられない取引も獲得し、独自の道を切り拓いてきたのだ。
その理由を伺うと、「他社ではできずに困っておられた時に期待にお応えしたのが良かったのでしょう」。
そんな答えが返ってきた。とは言え、他社で断られるような依頼であるから、同社にとっても決して容易ではない。
しかし、引き受けた以上はと、とにかく必死で取り組んだのだという。
そこには、社長の言葉を借りればガッツ、しかなかったという。
他にも納期やコストで応じにくい頼みもあったが企業努力で何とかしてきた。
相手が困っている時にどのように対処するか。
そこにこそ、人、そして企業のポテンシャルが見える。
同社はそれを十二分に見せつけることで今の地位を築いてきた。
その気概がある限り、同社のさらなる成長には疑いの余地はない。

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